ものすごく微かで、ものすごく広い
たぶん誰にでも、なんでもないときに、ちょっと自然の光のさしかたが変わって、ああ、幸せだなって、感じる時があるよね。そういう感じって、なかなか、誰かと共有したりできないものだし、ふっと現れて、しばらくわたしを包んでは、また消えていったりするんだけれど、ちゃんとその「幸せだなって感じ」を受け取っていると、その感じのなかに、たくさんの人の顔が浮かんでは消えていったり、たくさんの時間が広がっては去っていったり、するよね。そういうときに、ちゃんと自分は誰かとともに在るなって、自分でいるなって、安心して身を委ねてみることにしてみる。そういう微かなんだけれど広がりがあって、無限の繋がりとともにあるようなことを、ちゃんと受け取れる、味わえる、そしてそれを握りしめずに、力を抜いて、ただそこにいられる、そういうことを大切にしたいなと思う。