SENSE OF PRESENSE – 世界は響きあうからだ –

人間と自然をつなぐ芸術–art–へ向かって。感覚・表現・交感のゆたかさを探求する旅のノート:松井雄一郎

星々の言葉に耳を澄ます

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今朝、ハトの夢を見ていたら
なぜか家のなかに鳥の羽根が。

ならば、次のイベントのお知らせを。

7月7日、大阪:星ヶ丘学園の
「七夕祭」において
ちいさな感覚と対話の場
『星々の言葉に耳を澄ませる』をひらきます。



小学校の夏休みの自由研究のこと。
はじめての自由研究だったと思うな。
3,4年生だったかな。

僕は星空をつくりました。

黒い紙に、針で
夏の星座のとおりに穴を空けて
箱に貼ってなかに
電球をひとつ入れて。

暗い部屋でつけると
きれいだった。

じつはその経験が
ずっと僕の空間感を
つくっているところがあって。

たくさんの星があるけれど
その向こうには
ひとつの大きな光がある
という感覚

たとえそれが太陽のような
おおきな立体だったとしても

それもやっぱり穴の一つで

穴の向こうから
大きなエネルギーが
溢れ出している

そんなふうに僕は
ずっと世界を捉えてきて
いたんだということに

最近になって気がついて

なんていうのかな
ホッとしているところがあります



僕は対話の場づくりを
大切な仕事として
取り組んでいるのだけど

言葉にも
それに似たところがあって

ゆっくりと耳を澄まして
誰かの話を聴いていると

時間や空間に穴があいて
あるいは箱から紙が外れて

黒い紙の向こうの空間から
言葉が届いてきているような

その空間のひろがりに
一緒にいられる瞬間があって

あるいはその時間が
持続することがあって

そういうときにぼくは
わたしたちの魂の風景を
ともに見ているような
心地になって

その空間をともに
歩いているような気がして

わたしとあなたという
時間と空間がつながって

私たちがともに居ることを
思い出せるというか

その言葉はいまも
たしかに響いていることに
触れられるというか

その時がここにもあるような
身に時が浸みてくるような

言葉も感情も身体も風景にも
穴があいて

その向こうの光に
触れられるような

そんな心地に

なるのです。

そして

その扉をひらく鍵は
私たちの存在そのものなのだ

と、いま私は感じています。




7月7日の星ヶ丘という
奇跡のような場所で

星の瞬きのような
一点の穴のような時間に
なればと思います。



よかったら一緒に
星々の声に耳を澄ませてみませんか。
http://hoshigaokagakuen.net/tanabata2017/

 

このイベントには
&NIGAOE のショウタツくんに
声をかけてもらいました。
彼の素晴らしさはいつかまた紹介したい。

音楽家 青木隼人さんの
『紡ぎの演奏会』で始まり

僕の心の朋のひとり
文筆家で建築家の町田泰彦さんが撮った映画
『ハトを、飛ばす』の上映が中心となり

その後、私の
『dialogue : 星々の言葉に耳を澄ませる』

そして
火を灯す人 河合悠さんと
青木隼人さんによる
『キャンドルナイト』

Food & Drink もとても楽しみ。
そんな七夕の夜。

ぜひみなさまのご参加を。
お待ちしています。

 

 

●日時:2017年7月7日 金曜日 12:00〜19:00頃 雨天決行
●参加費:「七夕上映会・演奏・対話の会」3,000 円 【予約優先】

 

●場所:星ヶ丘洋裁学校
〒573-0013 大阪府枚方市星丘2-11-18
京阪電車枚方市駅で京阪交野線に乗換「星ヶ丘駅」下車 徒歩3分
※公共交通機関でのご来場、ご協力お願いします。

●上映会・演奏・対話の会ご予約・お問い合わせ
E-Mail:info@sewing-g.com(ソーイングギャラリー 原田)

Tel: 072-840-2476

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