SENSE OF PRESENSE – 世界は響きあうからだ –

人間と自然をつなぐ芸術–art–へ向かって。感覚・表現・交感のゆたかさを探求する旅のノート:松井雄一郎

時間の在処

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星の光は
時間をこえて
私たちに届いている。

星はずっと遠くに
いまもあるかもしれないし
ないかもしれない

人の言葉も想いも
そんなような感じがする。

それが
「いつ・どこで」光ったか
ということよりも

その光が 私の 
皮膚に 眼に 耳に 届いている
「いま」という出来事が

私の生きている世界を
つくっているように感じられる

そうやって
私が世界に触れている
「境界」が

時間というものの
在処なのではないかとおもう。

私と世界の境界が変化すれば
時間のありかたも変化する。

身体、言葉、絵や音楽…
すべての表現は
私たちに与えられた
「時間」への入り口
のように思える。

そういうことを学ぶような
学校をつくりたいなあ
とずっと思っている。