SENSE OF PRESENSE – 世界は響きあうからだ –

人間と自然をつなぐ芸術–art–へ向かって。感覚・表現・交感のゆたかさを探求する旅のノート:松井雄一郎

ものすごく微かで、ものすごく広い

たぶん誰にでも、なんでもないときに、ちょっと自然の光のさしかたが変わって、ああ、幸せだなって、感じる時があるよね。そういう感じって、なかなか、誰かと共有したりできないものだし、ふっと現れて、しばらくわたしを包んでは、また消えていったりするんだけれど、ちゃんとその「幸せだなって感じ」を受け取っていると、その感じのなかに、たくさんの人の顔が浮かんでは消えていったり、たくさんの時間が広がっては去っていったり、するよね。そういうときに、ちゃんと自分は誰かとともに在るなって、自分でいるなって、安心して身を委ねてみることにしてみる。そういう微かなんだけれど広がりがあって、無限の繋がりとともにあるようなことを、ちゃんと受け取れる、味わえる、そしてそれを握りしめずに、力を抜いて、ただそこにいられる、そういうことを大切にしたいなと思う。

言葉にならない「感覚」に近づいていくための作法なんだな

なんかわかんないけど
感じていることがあるとか

なにかぼんやり
掴みかけていることが
ある気がするとか

なにか大事なことが
見えてきている気がするとか

なにかが変わり始めている
気がするとか

そういうとき。

思考ではうまく捉えられないれど
感覚は確かに動いている時。

「それ」をすぐに掴みにかからずに

適度なコンタクトを保ちつつ

その先に、奥に、そこにある感覚に
近づいていく というような

「作法」が大事だと思っている。

そういうふうにしていると

あるとき、ふと目があって
ぴょんと猫が膝に乗ってくるように

イメージやアイデアが
進むときがある。

あるいは気がつけば
即、行動している。
かたちになっている。

感覚にチューニングしていくのって
そういうものじゃないかな。

僕の場合そこに言葉を介在させないのが
ポイントになっている。

だから色でやったり身体でやったりする。

言葉もつかうけれど
それは思考や分析や構築ではなくて
感覚に近づいていくためのもの。

私のワークショップは
そういう、ある意味遠回りで
でも強力な、コーチング
みたいなものでも
あるんじゃないかなと思うな。

いや、コーチングがなんだかは
わかってないけど(苦笑)

とにかく、生きていくうえで
なにか役に立つ、いえ、
力になるんじゃないかなと
やっぱり思います。

どんどんやっていきます。

次回は10月末から11月初旬で
開催しようと思ってます。

関東/関西どちらもやりたい。

そっと触れること

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女の子が 道端の草の実をみつけて
手を伸ばして ちいさな指でそっと触れる

 

父親はその様子をすこし先で立ち止まって
眺めている

 

そんな風景を窓のこちら側から見ていた

 

そっと触れる ということが
とても美しく感じられた。

 

子どもはその草にそっと触れ
父親はその子どもの姿にそっと触れている
その全体を夕暮れの空気が包んでいる

 

アイヌの言葉、挨拶
イランカラプテ には

 

あなたの心に そっと
触れさせていただきます

 

という意味があることを
先日教えてもらった。

 

私たちの思い込み…

 

強くなければならない
衝撃に耐えられなければならない
摩擦に耐えられなければならない
乱暴に扱われることに
耐えられなければならない
私を鍛えなければならない

 

そう思ってしまいがちな頑な心を

 

あの子どもの指先のような繊細さが
ほどいてくれるように思った。

 

あの繊細さから
もう一度 世界を見直してみようと思った。

 

次回のワークショップは
10月の後半〜末で開催しようと思います。
また、お知らせをします。

有限の色彩の向こうの無限へ

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ワークショップ、明後日から、始まります。

 

すっかり今日は暑さの中に秋の香りが混じり

いそがしいながらも気持ちよく過ごしました。

 

これで、ワークショップ前、最後の告知にします。

 

「色彩との対話」というワークショップをやります。

9/2は満席。9/3のみ、あとお一人、席があいています。

なにか感じる方、ぜひこの機会にご一緒ください。

 

このワークショップのもとになっているものの話。

 

大元の大元は、私が武蔵野美術大学

視覚伝達デザイン学科で担当していた

色彩構成の授業です。

 

学生が絵の具で

ひとり100色以上のカラーチップを

つくってきたものを用いて

その「色とりどり」のなかに、

みんなで秩序や自分達なりの視点を

見出していくというもの。

他の先生たちがつくってきた

色彩の基礎の授業でした。

 

ある色が、隣り合う色によって

まったく異なる見え方をすること。

色を分類するときに、人によって全く異なる

感じ方や考え方をすることがあること、など

一般的な色彩論に近いような視点でしたが

それだけでも十分に楽しめるくらい、

色彩は面白かった。

すごく面白かった。

 

色数がある量をこえたときに

個別性と同時に、

色彩というものの広がり…

空間としての性質が、感じられるのです。

 

そして、もうひとつの「元」には

カウンセリング、とくに、

パーソンセンタードアプローチ

という考え方に触れてきた経緯があります。

 

一切の評価や解釈の態度を手放して、

その人の感覚の動きを信頼して、

徹底的に共感的についていったときに

その(人)自身の生命力が、どんどん

生きていく、流れ、動いてく、

 

そんなことを経験するなかで、

目的のために色を使うのではなく

色彩感覚それ自体に徹底的についていく

そこから見えてくる風景の面白さを

見出していきました。

 

この姿勢は、アートセラピーなどでも

用いられていると思います。

特に、私が一時期興味をもっていた

表現アートセラピーの分野では

たとえば、言語を介さずに

直感的に描かれた絵にたいして

あとから「動勢」としての言葉や概念を

添えていくようなことをしました。

「この絵が喋るならなんて言うと思う?」

という具合に。

 

これは、すごく面白いんだけれど。

一方で、言葉や概念は容易に感覚を裏切り

古い枠組みにしがみつく、という

私なりの警戒心もあり

 

僕のワークショップでは、なるべく

概念に回収せず、色を色のまま

変幻させていく、展開させていく

そういう時と場をつくるようにしています。

 

ちょっとぼけました。

 

色それ自体の性質が、

私たちにたくさんのことを

教えてくれる、届けてくれる

それが、このワークショップの基礎です。

それは、すでに世界から与えられたものです。

 

そして

 

人間として色彩の広がりに対峙するとき

安易な概念・言葉に回収せずに

どんどん感覚の声を、色彩の声を聴き続ける。

 

そんなふうに、色彩にどっぷり浸かり

1日を過ごした時に。

 

私たちはもう一度、

世界に出会い直します。

 

自分の、誰かの、肌の色を知ります。

夜空の深さを知ります。

光の硬さと柔らかさを知ります。

記憶から滲み出る色彩を知ります。

聴こえてくる音も、水の味も

すべてを色彩のように

純粋に経験することが

できるのではないかと思います。

 

色彩は、私たちにとって

きわめて純度の高い媒質です。

音楽になる前の、楽器に収まる前の、

響きそのものです。

 

私たちがこの手で扱える

物質的な色彩は、無限でもあり

限られてもいます。

 

けれど人間は

その有限の世界をよく見つめることで

その向こうにある広がりを

思い出すことができます。

 

なんの枠にも収まっていない

色、そのもの。

 

そこからはじまって、

そこへ帰っていく

 

そんな1日になればと

思います。

 

やっぱり、なにをやるかを

書いても仕方ないや。

 

こんなことをずっとずっと考えて

デザインや美術の、表現と対話の

基礎にならないかなって

思ってやってきました。

 

これから、

みなさんと分かち合うことを

初めていきます。

 

これまでもやってきましたが

私にとっては、新しい一歩が

この週末のワークショップです。

 

ご縁のあるみなさまと

時を共にできることを

楽しみにしています。

 

読んでくれて、ありがとう。

 

 

9/3 日

ワークショプのお申し込みはこちらから

https://www.reservestock.jp/events/209299

 

もしかして、9/2 にキャンセルが出た場合

連絡が欲しい方はfacebookからメッセージください。

https://www.facebook.com/yuichiro.matsui.7

食い破って出てくる

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ある戸棚のなかに、近頃、

ちいさな虫がいるなあって思ってた。

 

で、今日やっぱり戸棚のなかに

なにか出どころがありそうだなと

思って、奥まで片付けてみた。

 

そしたら、棚の奥の奥に

忘れていた植物の実のなかから

たくさんの小さな虫たちが

生まれていた。

 

一瞬ギョッとしたけれど

生命力ってすごいな、

なんだか、もはや、美しいなと思った。

 

袋に手を伸ばして

さらにビックリした。

 

その小さな虫たちは、僕には

見ることもできないようなちいさな歯で

ポリエチレンの厚い袋をも噛み破って

外の世界へと、飛び出していた。

 

飛び出したところで

力尽きたものもたくさんいたけれど。

 

その虫をみるようになったのは

比較的最近からだったから

この季節に、旅立ちを迎えたのだと思う。

  

光も届かない戸棚の奥で

生命はずっと外へと飛び出る

その日を待っていたんだと思うと

覚えていたんだと思うと

 

このちいさな生き物のように

私の中にいて、私を食い破って

飛び出そうとしているような

そういう生命があっても

おかしくないなと思った。

 

いままでならば

 

食い破られるのが自分で

出てくるのは、

得体の知れないなにものかだと

思っていただろうけど

 

今日はなんとなく

食い破られる私は古いもので

外へ出ようとするものの方が

自分に近いのではないかと

なんとなく感じたりしている。

 

生命って、なんだろう。

自分て、誰だろう。

いまって、いつだろう。

ここって、どこだろう。

 

そんなことを問うことは無駄だと

誰が私に言い聞かせてきたんだろう。

 

さあ、午後の仕事へ、向かおう。

workshop『色彩との対話』(2)

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workshop「色彩との対話」

土曜日は満席見込となりました。

日曜日はまだ席があります。

 

男の子は青。女の子は赤。危険は黄色。

そうじゃなくて、もっと明るい色をつかいなさい。

 

そんな、あちら勝手の視線に傷つき

気がつかないうちに萎縮してきた心と感覚を

取り戻すチャンスをくれるのは、それでも

人、なんだと思うんです。

 

しかも、感覚の近い人、ではなく

異なる感覚の人との交感だと思います。

 

相互評価も自己批判もはたらかない場で

自分の感覚に集中し、共有し

互いを感じ、適切な距離と接し方で

表現を受け止めあった時に

 

自分の感覚への信頼と

他者の存在への信頼が

同時に浮かび上がってくる

動きが生まれてくる

 

そんな感じがしています。

 

んーーーーーもうちょっと

深く潜って書きたいけれど

今日はここまでで、共有してみます。

 

 

ワークショップ

「色彩との対話」

 

日時

9 / 2 土 10:00–18:00

9 / 3 日 10:00–18:00

 

参加費

13,000円(特別価格:材料費込)

 

定員

各日 5

 

会場

東京・文京区千駄木

(詳しくは申込後に連絡)

 

お申込方法

それぞれの日付につき、

以下サイトよりお申し込みください。

サイトでの申込 > お振込

の完了をもって受付完了となります。

 

92日(土):

 

https://www.reservestock.jp/events/209296(満員御礼)

 

 

93日(日):

 

https://www.reservestock.jp/events/209299

 

 

以下、お申し込み前にご確認ください

 

◎キャンセル料について

参加者のご都合でキャンセルなさる場合にも

お振込頂いた参加費の返金は致しかねます。

 

ご了承のうえお申し込みください。

 

◎記録について

ワークショップ時間中に、写真を撮影したり

音声での記録をする可能性があることを

予めご了承ください。ご本人の承諾を得ずに

広報などに利用することはありませんので

ご安心ください。

 

◎材料について

ワークショップで使用する材料は用意します。

どうしても使用なさりたい画材がある方は

持参頂いても構いませんが、使用できない

可能性もありますので、ご了承ください。

workshop 『色彩との対話』

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2017年 9月 2土・3日

workshop
『色彩との対話』

やっと、お知らせを書きます。

9 / 2(土)と3(日)に
都内でワークショップをひらきます。

このワークショップは
色彩をテーマにしています。

…と書いてみると
ほんとうにそうかな
とも思ってしまいます。

テーマになっているのは
色彩を感じている
色彩を捉えている
自分自身じゃないかなとも
思えるからです。

しかし

自分自身をテーマにしているか
と考えると、そうではなく
やはりテーマは色彩なのです。

それは
眼で見られる色彩であり
私たちの内なる色彩です。

内外ともに
色彩をただ色彩として扱うことが
私のワークショップでは
大切なことだと思っています。

色彩を
意味や象徴としてではなく
純粋に色彩として扱うなかで

自分の心の響きや信念が
照らされるように思います。

いいも 悪いも なく
きれいも きたないも なく
色彩をただ色彩として
見ることはできるのでしょうか。

人間にとって、自分の心を
観察や検証、そして対話の
直接の相手にすることは
とても難しいと思います。

いま感じていることを
「私はこう思うはず」
という概念が、すぐに覆ってしまう
ように思えるからです。

私たちはほんとうに
赤を、黄色を、黒を、白を…
「赤はこういう色」という
「概念」無しに感じることが
できるでしょうか。

今回のワークの肝は、
そこにあると思います。

色彩を丁寧にあつかうなかで
たしかになっていく
「自分の感覚とのつながり」。

意味ではなく感覚にとどまり
探求をすることは
ある意味での瞑想とも
言えるかもしれません。

目をつむって、
自分が黄に包まれているときと
自分が緑に包まれているときを
想い描いてみてください。

黒を身体のどこにおきたいか
白を身体のどこにおきたいか
赤を身体のどこにおきたいか
感じてみてください。

色をていねいに味わえると
眼から、色彩の発している力を
呼吸できるようになるような
そんな感覚があります。

そして、自分が
「その色彩に惹かれている」
ということへの信頼と精度が
高まっていきます。

色と色の組合せを
なんとなくの慣習のフィルターから
評価しながら観るのではなく

内なる感覚の調和とともに
味わうことができるようになれたら
素直に色彩とやりとりできます。

あるいはバランスにとらわれず
今日の偏りを楽しめるようになります。

感覚と存在と言葉をつなぎ
直感をたしかにしていくとき

もの言わぬ、意味をも纏わぬ
「色彩そのもの」に出会っていく
そんな作法が大切になると思うのです。

感覚が言葉に乗っ取られる前に
この感覚をもう一段階膨らませたい
そんな時に、私は色彩を頼りにします。

あるがままの感覚についていきながら
評価の感覚が働かない時間と空間。

それが、このワークショップの
基礎だと思います。

その時空で、ご自分の感覚に
新鮮に出会いなおして頂きたい

そして、世界の輝きが、
もっと真っすぐに
この眼に飛び込んでくる瞬間を
共有できたら嬉しいです。

「色彩との対話」と
タイトルを決めた
このワークショップでは

私の感覚と、隣にいる誰かと
世界の輝きと、色彩を通して
対話します。響きあいます。

ワークでは
色紙や、簡単な水彩を使います。
美術などの経験はもちろん不問です。

色彩に興味がある全ての人に
ご参加頂きたいと思います。

そして、色彩だけでなく
自分自身の感覚との繋がりや
他者との対話を深めたい方にも。

芸術教育に関わる方
アートセラピーに関わる方には
本当はもっと高い設定の価格で
提供したいプログラムです。

美大受験予備校での教育からはじまり
武蔵野美術大学などでの授業や
対話の場づくりやファシリテーションなど、
これまでの20年近い経験をシンプルにまとめた
自信を持ってお届けできる内容。

色彩との対話をしながら
自分の感覚の窓をひらく
そんな1日になればと思います。

 

●ワークショップ
「色彩との対話」

●日時
9 / 2 土 10:00–18:00
9 / 3 日 10:00–18:00

●参加費
13,000円(特別価格:材料費込)

●定員
各日 5名

●会場
東京・文京区千駄木
(詳しくは申込後に連絡)

●お申込方法
それぞれの日付につき、
以下サイトよりお申し込みください。
サイトでの申込 > お振込
の完了をもって受付完了となります。

9月2日(土):

https://www.reservestock.jp/events/209296


9月3日(日):

https://www.reservestock.jp/events/209299

以下、お申し込み前にご確認ください

◎キャンセル料について
参加者のご都合でキャンセルなさる場合にも
お振込頂いた参加費の返金は致しかねます。

ご了承のうえお申し込みください。

◎記録について
ワークショップ時間中に、写真を撮影したり
音声での記録をする可能性があることを
予めご了承ください。ご本人の承諾を得ずに
広報などに利用することはありませんので
ご安心ください。

◎材料について
ワークショップで使用する材料は用意します。
どうしても使用なさりたい画材がある方は
持参頂いても構いませんが、使用できない
可能性もありますので、ご了承ください。

 

 

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